Ray Charlesの音楽活動50周年を記念してリリースされた、Rhinoによるコンピレーションです。
ブックレットには「Rhinoはよくやった!」というご本人のコメントがあるくらいですので、その完成度は折り紙つき。ジョージア州の州歌となった「Georgia On My Mind」をはじめとして、「Hit The Road Jack」、「I Can't Stop Lovin You」といった代表曲はもちろんのこと、時代は下ってChaka Khanと共にボーカルを取る、盟友Quincy Jonesの「I'll Be Good To You」も収録されていたりと、ブラックミュージックの歴史をギュッと5枚のCDに凝縮したといっても過言ではない仕上がりとなっています。かなりのボリュームで未だ全てを聴くことが出来ていませんが、ゴスペル、カントリー、ブルースなど収録曲はバラエティに富んでおり、すっかり魅了されています。
Ray Charlesが亡くなってからだいぶ時間が経ちましたが、残された楽曲からはそこに込められたパワーが未だに伝わってくるような感じがします。これこそ優れたシンガーのなせる技なのかも知れません。