June 10, 2010

 引退せまる Windows 2000

JAXAの探査機「はやぶさ」はこのまま順調にいけば13日に地球に帰還し、その役目を終える予定です。たとえ大気圏で燃え尽きるのが運命でも、無事に帰ってきて欲しいものです。

と、ここで話題を軌道修正。同じく役目を終えるといえば、Windows 2000のサポート期間が7月13日(米国時間)をもって終了となります。この日以降、どんなに深刻なセキュリティホールが発見されようとも、修正パッチがリリースされることはありません。新しく発見されるであろう不具合については基本的にノーガードとなってしまいます。アンチ・ウイルス/スパイウェアをインストールしているからといって過信は禁物です。未知の攻撃には為す術がありません。ネットを遮断し、リムーバブルメディアも使用しない完全なスタンドアロンであれば問題ないのかも知れませんが、現実的ではありません。

さらにMSのサポートが終われば、サードパーティも追随するものと思われます。例えば、iTunesはだいぶ前にサポートを終了していますし、これからその流れは加速して行くでしょう。いずれセキュリティ関連のソフトウェアも対応から外れることになれば、もうお手上げです。いちユーザとしては、w2kを使うことに不自由を感じていませんので、残念という思いが先に立ちます。ただ、別の見方をすれば、10年間もサポートされてきたことに感謝すべきなのかも知れません。ほぼ同じ時期のリリースとなるMacOS 9は2002年、S.Jobs氏によって葬り去られているわけですから。

リビングのPCがw2kですので、今後どうするのかそろそろ真面目に考えなくてはなりません。さて、どうしたものでしょうか。

投稿者 bitterbit : June 10, 2010 08:52 PM