Danny O'keefe、1973年発表のアルバム「Breezy Stories」です。少々クドいというべきか、何ともインパクトのあるジャケットです。
内容もコッテコテのどファンクで、期待を裏切りませ… というのは冗談。カントリー風味のソウルといった感じです。フワフワした雰囲気の味のあるボーカルは、ジャケットとは正反対の爽やか系。ジャムセッション風、ラグタイム風、しっとりバラードなど、バラエティーに富んでいます。ほぼ全曲でDonny Hathawayのエレピが堪能できるのも、見逃せないポイントです。自身もカバーした#2「Magdalena」では、スムースで心地よい演奏を聴くことが出来ます。休日の午後やまったりドライブのBGMには最高です。
「Don't judge a book by its cover.」という諺があります。このアルバムはまさにその通りで、ジャケットに先入観を持たず、耳を傾けて欲しいと思います。