これまでベル打ちに対応した端末を使用したことはありましたが、せっかくの機能を試さずにいました。
そもそもベル打ち(ポケベル入力)とは、文字表示可能なポケベルに電話からメッセージを送る際に使われた方法です。具体的に言うと、子音はテンキーに印刷されている通り、例えば「あ行」であれば「1」、それに続く母音は「1(あ)」、「2(い)」、「3(う)」、「4(え)」、「5(お)」に対応します。つまり「さくら」と入力するには「31(さ)23(く)91(ら)」となります。ローマ字入力を思い浮かべると分かりやすいかと思います。また、必ず2回キーを押すことになるのでリズムに乗って入力することが出来ます。このように利点は多々ありますが、あれこれお約束(記号や数字の入力など)を覚えるのが億劫で、チャレンジすることはありませんでした。
最近、携帯電話を契約して使い始めましたが、かな入力(あ→い→う… の方式)をしているとどうもストレスを感じてしまいます。というのも、メインのWILLCOM 03ではiphoneライクな十字ジェスチャー入力、あるいはフルキーボードを使っているので、入力に関しては快適な環境が用意されています。それに比べると、かな入力はどうもまどろっこしくていけません。そこで、何かいい方法はないものかと探して、ようやく辿り着いたのがポケベル入力でした。
練習の甲斐あって、かなに関してはだいぶスムーズになってきました。たた、数字やアルファベットについては、ひたすら覚えるしかありません。練習を続けて、一日も早くベル打ちをマスターしたいと思います。