外付けHDDの調子が悪いということで、様子を見てくれとヘルプを頼まれました。
問題のHDDはFirewire(IEEE1394)接続のHFS+フォーマットというMac仕様のもの。データ保管庫のような扱いだそうで、ここしばらく中身を確認したことがなかったとのこと。それがいざ使おうと思った時に、アクセス不能になっていたそうです。早速、確認してみると、デスクトップが表示されるところでフリーズしてしまいます。別のポートに接続してみたり、電源ONのタイミングを変えてみたりと、軽いジャブを繰り出してみましたが状況は改善しませんでした。
そこで、思いきって外付けHDDを分解しドライブを取り出すことに。直接Macに接続するためです。これが大正解。起動するとフリーズは起こらなくなりました。ただし、ドライブ自体は認識されているものの、ボリュームはマウントされないまま。強制マウントも試しましたが、ファイルシステムに問題があるとのことで上手くいきません。そこでボリューム修復ツール「Disk Warrior」の登場です。チェックを実行すると、数分間プログレスバーが静止するという冷や汗ものの場面に何度か遭遇しましたが、ほぼ全てのファイルをサルベージする事が出来ました。シビれる作業でかなり気を使いましたが、全損を免れることができたのは不幸中の幸いでした。
データのバックアップは取っただけでは安心出来ないことを痛感させられました。ということで、大切なバックアップはきちんと読み出せるかどうか、定期的に確認することをおすすめします。
投稿者 bitterbit : April 1, 2010 08:49 PM