Mac OS9用Webブラウザ「Classilla」の最新版Ver9.1が公開されました。
IE、Netscapeが去り、そしてMozilla、Wamcomもフェードアウトしました。頼みのiCabも開発が止まっている模様。こうして、Mac OS9のWebブラウズ環境が暗黒時代に突入してから、どれくらいの時間が経過したのでしょうか。そこへ一筋の光となって登場したのが、Mozillaのソースをベースとする「Classila」でした。ロードマップでは今月の15日あたりに最新版(Ver 9.1)のリリースを行うとありましたが、予定が繰り上がったようです。
早速、インストールしてみました。残念ながら、レンダリングは若干もたつくようになった印象です。それでもガッカリする必要はありません。一方で、これまで表示がおかしかったGoogleのトップページなどが、正常に表示されるようになりました。これは大きな進歩です。現状ではレンダリングの正確性を追求することで、動作スピードが犠牲になっている面がありますが、これからのブラッシュアップで改善されて行くものと思います。
ちなみに開発元では、あくまでもアルファ版のソフトウェアという位置づけをしています。常用する場合は、プロファイルやプラグインのバックアップなど、万が一の事態に備えておくことをお勧めします。