February 27, 2010

 省エネ201

今年の夏を最後に、中央線の201系が引退するそうです。

オレンジ色に黒のマスクでお馴染みのあの通勤電車です。登場は1979年。サイリスタチョッパ制御、電力回生ブレーキなどエポックメイキングな技術を採用し、新世代の通勤電車の原型となった車両です。特に印象深いのは、幼少のみぎり偶然にもデビューしたての試作型に乗るチャンスに恵まれたこと。「省エネ201」のヘッドマークを掲げた黒マスクの車両が颯爽と東京駅に滑り込んで来たことを今でも思い出します。茶色のシートに1人分を示すオレンジ色のアクセント。それから、何といっても目を引いたのは、先頭車両のつかまり棒(スタンションポール)。何もかもこれまでの電車とは違っていました。当時は自他共に認める鉄道ファンでしたから、テンション上がりっぱなしの大興奮でした。

それから時は過ぎて… 私はオッサン、そして201系は引退へ。30年という時間の重みを感じさせるニュースでした。

投稿者 bitterbit : February 27, 2010 09:28 PM