昨日のエントリで完結編としておきながら、またまた同じシリーズをお送りします。ただし、今度こそ正真正銘のシリーズ完結です。
ついに、印刷時に発生していたPSエラーを回避する方法を発見しました。まずはこれまでの全体図をご覧下さい。
[Mac]---(AppleTalk)--->[仮想PC(Fedora 12):プリンタサーバ]===(lpr/lpd)===>[EP-802A]
Macから仮想PCへの送出にAppleTalkを使用していますが、どうもこれが問題を引き起こしていたようです。というのも、Mac環境でPSファイルを書き出し、FTPで仮想PC転送してから出力してみると、エラーが発生しないことを突き止めました。念のため、数種のアプリにて書き出しを行い同じ手順て転送の上、出力してみたところ、いずれノントラブルという結果に。ということで、Mac→仮想PCの通信プロトコルについて、TCP/IPベースに切り替えてみることにしました。それが次の図です。
[Mac]===(lpr/lpd)===>[仮想PC(Fedora 12):プリンタサーバ]===(lpr/lpd)===>[EP-802A]
先に結果を明らかにしますが、出力は全く問題ありませんでした。今までが嘘のようにサクサクとプリントアウト出来ます。
では、Mac環境でのlpr印刷はどのように実現したかといえば、次のような手順で行います。
プリンタアドレス:<CUPSをサービスする仮想PCのIPアドレス>
キュー:CUPSのキュー名(ここでは「EPSON_EP-802A」)
設定が済んだら、各アプリケーションのプリントダイアログにおいて、先ほど名前をつけて保存したプリンタを選択して、印刷を実行するだけです。
Mac=AppleTalkという固定概念に縛られてしまい、少々遠回りしました。それでも、ようやくエラーに悩まされることのない印刷環境を構築することが出来ました。これで我が家のOld Macも、もうしばらくは現役でいられそうです。