ついに、燻製デビューの日を迎えました。
まずは、昨夜から調味液に浸していた素材を水洗いし、1時間ほど乾燥させます。余計な水分は燻製には大敵だそうで、風通しの良いところに置いておきます。その工程が済んだら、燻製チップ(今回は桜を使用)を敷き詰めた燻製鍋に素材を並べて蓋をします。準備ができたら、いざ着火です。火加減は中火を気持ち絞った感じで。どれくらい燻したらいいものか少々悩みましたが、ササミの両面をそれぞれ15分程かけてみました。
仕上がりは写真の通り。いい感じにスモークされました。見た目は合格です。肝心のお味ですが、ナッツは香ばしく、旨みが出た印象。うずらは少々スモークがキツめになってしまいましたが、黄身の味わいと薫香のバランスが絶妙な仕上がり。今回の一番は何といってもササミ。高級なハムを食べているようで、下味のバーベキュー風味とスモークがバッチリ合っていました。食べ慣れた淡白な味わいとは180度逆の、深みのあるコクを感じさせるものとなりました。
こうして、初スモークは想像以上の出来となりました。一通りやってみて、改良点なども見えてきましたので、次回はそれを活かしながらより美味しいスモークを作りたいと思います。