Microsoftの純正セキュリティスイート「Microsoft Security Essentials(MSE)」が米国時間29日に公開されます。
ユーザ登録などの手続きは必要なく、正規ライセンスのWindowsを利用していれば無料で入手することが出来ます。スイートの中身はアンチウイルスおよび、マルウェアやルートキットに対する保護、検出機能が用意されています。正式版に先立って、6月にパブリックベータが公開されましたが、提供地域が制限され日本は対象外だったために、試すことが出来ませんでした。これでようやく、お預け状態から開放されることになります。
ちなみに気になる性能ですが、必要最小限のリソースで動作するよう設計されているとのことで、ロースペックでリソースの限られたPCでも他の作業に影響を与えることは無いとしています。定義ファイルによるリアルタイム保護については「ダイナミック・シグネチャ・サービス」により、定期アップデートによらない最新定義ファイルへのアクセスが可能になるとのこと。こちらの機能については注目したいところです。現在メインPCではこれまた無料のAVIRA AntiVirを使用中ですが、これをきっかけに乗り換えてみようかと思います。
純正ツールというとサードパーティーに遠慮してか、そこそこの出来というイメージがあります。MSEもそのイメージ通りなのか、あるいは他社が商売上がったりになる程の完成度なのかを見極めるつもりです。