September 11, 2009

 Firefox 3.5.3リリース

Mozilla FoundationによるWebブラウザ「Firefox 3.5」の最新版、Ver.3.5.3が公開されました。

アップデートの内容

  • いくつかのセキュリティ問題 が修正されました。
    • MFSA 2009-51:FeedWriter によるクローム特権昇格
    • MFSA 2009-50:過大な行高の Unicode 文字を通じたロケーションバーの偽装
    • MFSA 2009-49:ツリー列のダングリングポインタ脆弱性
    • MFSA 2009-47:メモリ破壊の形跡があるクラッシュ (rv:1.9.1.3/1.9.0.14)
  • いくつかの安定性に関する問題が修正されました。

リリースノートには触れられていないのですが、今回から「Adobe Flash」プラグインを利用している環境では、アプリ本体のインストール終了後にバージョンチェックが行なわれます。もし最新版でなければ、プラグインのアップデートを促す画面が表示されます。これはセキュリティ問題が修正されていない旧バージョンの「Flash」をターゲットにした攻撃コードが蔓延しているためで、それに対するリスクを少しでも軽減する狙いがあるとのことです。

とある調査によれば、ユーザの80%は旧版のプラグインを使い続けているとのこと。この機能で、少しでも多くの人がプラグインのバージョンに関心を持つようになって欲しいと思います。今後、他のプラグイン(Acrobatなど)についても更新通知がサポートされることを期待したいところです。

投稿者 bitterbit : September 11, 2009 08:48 PM