9月のMicrosoft Updateが公開されました。今月は5件となっています。
今回発表されたパッチ
この中で「MS09-048」については、Windows 2000にも影響を及ぼすことが判明しています。ただし、W2Kにおいてこの不都合を修正するためには大規模なOSの再設計が必要になるとのこと。よって互換性を重視して修正パッチは提供されないことになりました。ユーザの方は問題をほったらかしにされることに不安を覚えるかもしれません。MSはこの脆弱性における悪用可能性の指標は「3 - 機能する見込みのない悪用コード」に分類されており、攻撃コードが出回るリスクは低いと考えているようです。穿った見方をすれば、古いOSよりも「Windows 7」もリリースされることですし、そろそろアップグレードしてはいかがですか? と諭しているようにも見えて来ます。
兎に角、W2Kユーザにとっては少々腑に落ちないかも知れませんが、確実にアップデートを行い既存の問題についてはきちんとケアをしておきたいところです。