先日ドイツから到着した、CDまるごと「Sunny」の1枚目「A Collection Of Various Interpretations Of Sunny」です。
#1のボビー・ヘブによるオリジナルから始まり、16曲全てが「Sunny」。以前に同じ趣向のすべて「イパネマの娘」というコンピをゲットしたことはありましたが、そちらは全10曲。さすがに16曲ともなると、かなり満腹になるものと思ったのですが、飽きることなく聞き通す事が出来ました。個人的に気に入ったのは、ヴィブラフォンの優しい音色が心地いいArthur Lyman Groupによる#2、スティーブ・クロッパーのテレキャスが冴えるBooker T. & The MG'sの#4、まったり感あふれるHerbie Mann & Tamiko Jonesの#9、Wilson Pickettの熱いシャウトが印象的な#16、といったあたりです。いずれの演奏もオリジナルに対するリスペクトが感じられ、奇をてらった斜め上を行くようなアレンジは1曲もありません。その点では、安心して聞いていることができます。
こちらのコンピは評判が良かったのか、続編(part2)が制作されています。いずれ、そちらについても取り上げるつもりです。