川崎市登戸にブルーパブ(醸造所兼ビアパブ)がオープンしたと聞き、早速足を運んでみました。
クラフトビールが飲めるスポットが増えるだけでも大歓迎なのですが、さらに工場の出来たてを味わえるとくれば、もう感謝感激といったところ。場所は小田急線向ヶ丘遊園と登戸のほぼ中間あたりでしょうか。向ヶ丘遊園駅からのアクセスは、北口を出て高層マンション方向の右斜めの道(中央銀座商店街)を進みます。しばらく行くと、信号がありますので酒屋の角を左折、登戸東通り商店街に入って道なりに進んで、右側にセレサ川崎を見ながらさらに歩き、津久井道(世田谷街道)の信号のちょっと手前の左側に目指すブルーパブ「Craft Beer Moonlight」があります。
店構えはパブというよりも工場併設の試飲コーナーといった佇まい。木製のテーブルや手書きの案内などが、どこか学園祭の雰囲気を醸し出しています。それもまた味のうちということで、肝心のビールは「ペイルラーガー」、「ラーガー」、「ストロングエイル」、「ポーター」の4種類。これが今月に限り250円!! 信じられません。ちなみに、6月以降は300円とのこと。これでも恐ろしくリーズナブルな価格設定です。さっそく、「ペイルラーガー」と「ラーガー」を注文。ペイルはかなり軽く、遠くの方でベルギーのホワイトビールのような味わいを感じます。「ラーガー」はもう少しコクがありつつのさっぱり系で、炭酸と苦味は押さえ気味。お店の方の話では、あえて飲みやすさ側に振った仕込みを行ったとのことです。そう決めるまでは、もう少しキャラを立たせるべきかどうか悩んだそうです。
そして、「ストロングエイル」と「ポーター」の濃色エールへ突入。両方とも結構冷やしてサーブされますので、少し時間を置いたほうが味と香りをより楽しめます。前者はホットケーキのシロップ、あるいは紹興酒を思わせる風味で、そのあとにガツンと苦味がやってきて全体を引き締める感じのキャラの立ったビールでした。一方ポーターは、より香ばしさを感じる一方で、苦味は大人しめの飲みやすい仕上がり。結局、個人的には「ストロングエイル」にハマり、気が付けば4、5杯リピートしてしまいました。また、ビールが旨いのはもちろんですが、手づくりの水餃子、小龍包がこれまた絶品。人気で品切れになってしまうとのことです。
ビールのラインナップは1週間ほどで入れ替えになるようなので、ぜひもう一度足を運び、そちらも味わってみようと思います。