かつて、NECのPC-9801シリーズが国民機と呼ばれていた頃、ワープロソフトと言えば、まずジャストシステムの「一太郎」が思い浮かんだものです。
その時代からIBM/PC互換機の日本上陸、Windowsの普及〜98シリーズの終焉を経て、現在に至るわけです。その間「一太郎」は、マイクロソフト「Word」との熾烈な競争に巻き込まれ、絶大的だったシェアを奪われてゆくのでした。つい最近、開発元のジャストシステムはキーエンスの傘下になり、時の流れを否が応でも感じさせられます。ただ、現在でも一部官庁や企業では、標準ワープロの地位を占めているようです。
長い前振りはこれぐらいにして、今日の職場の話です。どのクライアントからのファイルなのか、一太郎のファイルを開きたいというリクエストがありました。オフィスには一太郎のアプリはなく、まずは「Word」の「一太郎」インポートフィルタを試してみることに。ところが、結果は惨敗。表の部分が悲惨なことに。そこで、困ったときのgoogleということで検索してみると、ジャストシステム純正「一太郎ビューア」に辿り着きました。
こちらのビューアは、一太郎Ver2.0以降をサポートするのはもちろん、Wordの各バージョン、さらには、Lotus 1-2-3(!)など、幅広いフォーマットに対応する優れものです。一太郎の文書でお困りの際は、これで十分OK(編集の必要がない場合)ではないかと思います。