先日、雑誌「DIME」にリークされた端末が、WILLCOMのネット専用端末「WILLCOM NS」として正式に発表されました。
スペックは以下の通りです。
東芝 | |
WILLCOM NS (WS026T) |
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OS | WindowsCE 5.0 |
ブラウザ | jiglets(統合環境)/NetFront + Flash Lite 3.1 |
通信方式 | W-OAM、4xパケット方式、2xパケット方式、1xパケット方式、フレックスチェンジ方式、64kPIAFS、32kPIAFS |
通話 | ― |
無線LAN | IEEE802.11b/g準拠 |
メイン画面 | 4.1インチ WVGA(480×800)TFT、感圧式タッチパネル |
ユーザメモリ | 325MB |
カードスロット | microSD(SDHC:16GBまで対応) |
USB | 2.0, microUSB, 充電, USBマスストレージ |
その他機能 | Foxit Reader(PDFビューア) Image Viewer(対応フォーマット:BMP, PNG, JPEG, GIF) |
WILLCOMは「WILLCOM D4」でUltra Mobileというジャンルを確立しようとした矢先に、ネット端末という面ではコンセプトがダブるnetbook(廉価ノートPC)の登場で出鼻を挫かれた苦い経験があります。今回の「WILLCOM NS」はwebブラウジングに特化した手帳型端末で、1月に米国で開かれた展示会には「Network Stationery」という名称で試作機が公開されていました(当時はWILLCOM向け端末の言及はなし)。
兎に角、ブラウズ以外の余計な機能はばっさりカットされており、ワンセグやカメラ、赤外線通信は言うまでもなく、通話にすら対応していません。中途半端にお茶を濁すことなく、徹底してコンセプトを打ち出しているのではないかと思います。本体価格は2000円×24回払いで、頭金が4800円(「W-VALUE SELECT」新規契約)。ウィルコムストアで17日から予約開始となっています。
これからはノートではなく手帳の出番。これこそが、WILLCOMが辿り着いたnetbookへの回答なのかも知れません。