March 03, 2009

 へそ綿のシステムを解明

ウィーン工科大学のGeorg Steinhauser博士が、へそに綿くずが溜まる原理を解明したそうです。

博士は自ら実験台となり、503点の綿くずを収集して調査しました。くずは、垢、汗、脂、埃などから構成され、その生成にはへそ周りの体毛が重要な役割を果たしているということです。体毛と着衣のこすれにより作られたくずは、埃や垢を巻き込みながら毛に沿ってへそに溜まるというシステムとなっています。ということで、へその周りの毛を剃ると、くずは作られなくなるそうです。また、青いボトムスを履く人には、青みがかったものが出来やすい一方で、赤い服を着る機会が少ないにもかかわらず、何故か赤色のくずが溜まる人もいるようで、衣服の色との相関性には更なる調査が必要のようです。ちなみに、私はヘインズの白T(赤ラベル:綿100%)を好んで着ているため、白色のくずが溜まります。細君はこれを見て「ぬいぐるみの綿が出ている」と不思議がっておりましたが、これで疑問も払拭されることと思います。

この研究が我々の生活にどのような恩恵をもたらすのか、それを問うようなことはあえてしません。疑問を疑問のままにしない探究心こそ、科学の進歩に不可欠なモチベーションとなるのではないでしょうか。

投稿者 bitterbit : March 3, 2009 10:38 PM