あれこれ手を加えるのが楽しみだった「WILLCOM 03」ですが、カスタマイズ熱もすっかり冷めてしまいました。
最近の関心といえば、いかに安定した環境を実現するかという点に絞られています。一番の懸念だったライトメールの取りこぼしは、1日1回の自動リセットでほぼ解消しています。この「ほぼ」というのがミソで、残念なことに100%の解消に至っていないのが辛いところです。そもそも通話やメール機能は、Windows Mobile上で実行されるアプリケーションとして実装されており、何らかの理由でOSが不安定になればその影響を受けざるを得ないわけで、いかにそこを安定させるかがポイントになって来ます。
スマートフォンのアドバンテージとしてカスタマイズが挙げられますが、雑多にインストールを続けると、システムの安定性に影響が及びます。カスタマイズを追及すると安定性が疎かになり、一方で安定を重視すればアプリのインストールは控えなくてはならない。ここにジレンマがあります。カスタマイズ熱が奪われた原因は、ここにあるのではないかと考えています。
もちろん、安定さえしていればこれほど便利な端末はないのですが、このジレンマが何とも悩ましいところです。