母は芯が残り上手く炊けていないご飯を「ガンタ飯」と言うのですが、聞きなれない言葉で前々から気になっていたこともあり、由来を調べてみることにしました。
まずはGoogleで調べてみると、「ガンタ飯」と「ガンダ飯」の両方がヒットしました。さらにググってみると、茨城県から千葉県東部にかけての方言ということが判明。「ダメなもの」の全般を指して「がんだ」と言うそうです。ただ、母は東京生まれで、この方言を使う地域で生活したこともありません。それが謎です。これは、さらなる検索よって解明されました。ワンゲル、山岳部等のいわゆる登山の愛好家の用語としてもこの「ガンタ飯」があるようです。高山では気圧が下がり、水の沸点が低くなります。このような状況でご飯を炊くと、芯の残ったご飯になりがちです。登山をする方々はこのようなご飯を口にする機会も多いと言えます。方言が出自となり、いつしか登山愛好家に広まったのかもしれません。母は若い頃に山岳クラブに所属しており、あちこちの山にチャレンジしていました。ですから、「ガンタ飯」という言葉にもなじみがあるのは当然といえます。
こうして、何とか納得のいく答えにたどり着くことが出来ました。そういえば、炊飯器を新調したばかりですので、「ガンタ飯」に遭遇する危険性が高くなっています。そうならないためにも、早く最適な水加減を覚えたいと思います。
投稿者 bitterbit : February 13, 2009 11:52 PM