去年5月、WILLCOMはモバイルFeliCaの導入を発表しました。それ以来、対応機種の登場が待ち望まれていましたが、ようやく2009年の春モデルとして2機種が発表されました。いずれも京セラ製となっています。
京セラ | |||
WX341K | BAUM (WX341K) |
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スタイル | 折り畳み | ストレート | |
通信方式 | W-OAM、4x/1xパケット方式、フレックスチェンジ方式、64k/32kPIAFS方式 | W-OAM、4x/1xパケット方式、フレックスチェンジ方式、64k/32kPIAFS方式 | |
メイン液晶 | 2.7インチ26万色IPS液晶 240×400ドット(ワイドQVGA) |
2.4インチ26万色IPS液晶 240×400ドット(ワイドQVGA) |
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カメラ | 有効画素数約197万画素CMOS (オートフォーカス/ムービー/QRコード対応) |
有効画素数約197万画素CMOS (ムービー/QRコード対応) |
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データフォルダ容量 | 約48MB | 約48MB | |
メール保存容量 | 約4MB | 約4MB | |
ブラウザ | NetFront3.4 | NetFront3.4 | |
文字入力システム | iWnn | iWnn | |
おサイフケータイ | ○ | ○ | |
赤外線通信 | ○ | ○ | |
カードスロット | microSD(最大2GB) | microSD(最大2GB) | |
Java™ | MIDP2.0 | MIDP2.0 | |
その他機能 | Flash Lite 3.1 ダイバシティアンテナ 国際ローミング 自動時刻補正機能 デコラティブメール |
Flash Lite 3.1 ダイバシティアンテナ 国際ローミング 自動時刻補正機能 デコラティブメール |
新機種のハイライトとしては「おサイフケータイ」の対応になるかと思いますが、WX330Kでは見送られたムービー、Flashが搭載され、ついに「京ぽん2」ことWX310Kの後継機と呼んでも差し支えない端末となったことも見逃せません。BlueToothやミュージックプレイヤーの搭載はまたまた見送られてしまいましたが、製品ラインナップには「Willcom 03」のようなスマートフォンがありますので、そちらとの棲み分けを考慮した結果なのかも知れません。それから、京セラ端末のwebブラウザと言えば、ずっと「Opera」が採用されてきましたが、今回から「Netfront」へとスイッチしました。個人的にはブックマークレットを駆使して、あれこれカスタマイズしたりと思い入れのあるブラウザでしたので、これはちょっと残念です。
加入者数が伸び悩むなど、厳しい戦いを強いられているWILLCOMですが、これら新機種の登場をはじめとして、春からは次世代通信規格「XGP」試験サービスも開始されます。ユーザとしては、ここでもう一踏ん張り、頑張って貰いたいところです。