ここに来て、ちょっとしトラブルに見舞われました。
PATA機器を接続するために購入したインターフェースカード「ATA133RAID-LPCIE」の転送モード設定に問題が発生しました。いくら設定しても「PIOモード」になってしまい、「DMAモード」が有効になりません。この状態ではデータの読み書きにCPUが介在し、転送速度が上がりません。試しに「CrystalDiskMark」で計測したところ、「1.7MB/s」という絶望的な数値が…。どうにかDMAを有効にすべく、ケーブルを交換する、別ののデバイスを繋いでテストするなど、ハードウェア的なアプローチも行いましたがまったく状況に変化なしでした。その一方で、MSの技術文書を参考にレジストリを変更するといったソフトウェアの面からも手を尽くしましたが、結局「PIO」に固定されたままでした。
とうとう万策尽きて、別のカードCentury「CIF-IDE」を購入してしまいました。本来はこちらのカードを買うつもりでいたのですが、入手できず「ATA133RAID-LPCIE」になった経緯がありました。ちなみに新しいカードはJMicron「JMB368」チップを搭載し、PIO問題を抱えたものは同じメーカの「JMB361」を乗せています。同じ会社のチップということで相性問題が発生することも考えられ、一抹の不安があったのですが、今度はあっけなくDMAが有効になりました。
予想外の出費となりましたが、これでPATA機器の性能を活かせるようになりました。ということで、そろそろ環境の移行に取り掛かろうかと思います