December 02, 2008

  キリン「ザ・プレミアム無濾過<ビアショコラ>」

キリンのプレミアム無濾過シリーズもついに第4弾となりました。今回発売されたのは冬限定の「ザ・プレミアム無濾過<ビアショコラ>」です。

webページには12月3日発売とあるのですが、近くのスーパーに立ち寄ってみたところ、酒売り場にイチオシとばかりに並べられていましたので、迷わずフラゲしてみました。レギュラーの「リッチテイスト」、夏の「ホワイトビール」、秋の「ホップの香り」ときて、冬の「ビアショコラ」の登場となりました。キリンの顧客サービスに問い合わせた方によると、この商品は上面発酵で醸造されているとのことです。というのも、同社の「一番搾りスタウト」はスタウトと謳っていますが、実際は下面発酵のシュヴァルツというドイツの黒ビールのスタイルに分類されます。そもそもスタウトは、アイルランド起源の上面発酵による濃色ビールのことですので、今度こそ正真正銘のスタウトがお目見えしたことになります。

キリンでは「ビールの表示に関する公正競争規約」には醸造スタイルによる規定はなく、また、海外に目を向ければ同様に下面発酵のスタウトが存在すると説明しているそうです。個人的にはビールのスタイルといえば、好みを探すときの手掛かりにするくらいでさほど拘りもなく、基本的には美味しければそれでOK、という感じなのですが、この件については最大手のビール醸造者が自らが扱う製品の多様性を蔑ろにしているようで悲しくなってしまいます。

どうも、話がだいぶ脱線してしまいました。寒さもグッと厳しくなってきましたので、暖かい部屋でゆったりと楽しむのにピッタリのビールだと思います。いつもの通り、週末にじっくり味わう予定です。

【2008.12.06】追記
ほろ苦さが全体を引き締める、スムーズなスタウトです。カカオというよりもコーヒーのような香ばしさを感じました。もうひとコク欲しいところですが、それは贅沢と言うもの。店頭に並んでいるうちに、また入手しようと思います。

投稿者 bitterbit : December 2, 2008 11:51 PM