November 06, 2008

 Gnome Partition Editor(GParted)

オープンソースのパーティション変更ツール「Gparted」を使い、パーティション領域の拡張にチャレンジしてみました。

本来、パーティションは一度固定したら簡単には編集できません。変更するにはバックアップ→フォーマット→領域の再設定が必要になり、手間と時間のかかる作業を行なわなくてはなりません。しかし、この「Gparted」はその手間をかけることなく領域の変更を可能にします。イメージとしては、建物をそのまま残し更地にすることなく区画整理をやり直すようなものです。やはり、作業に伴なうリスクは覚悟しなくてはなりません。何よりも安全策を取りたい時は、フォーマットしてからの再設定をお勧めします。

それはさておき、今回は仮想PCのディスクイメージ(可変容量)を拡張し、未使用となっている部分までパーティションを広げてみることにしました。まずはイメージのバックアップから。まさかに備えてこれは必須です。そもそも「Gparted」はlinuxベースのlive CDとなっていて、ここから起動することでHDD上のパーティション編集を可能にしています。まずはwebページからisoイメージをダウンロードし、仮想PCのCD-ROMドライブにマウントしてブートします。操作はGUIで行えますので、操作も直感的で迷うことはありませんでした。そのままパーティション領域を拡張して、新しい情報をHDDを書き込みました。

恐る恐るといった感じでしたが、ここまでオペレーション中にエラーなどの不具合は発生しませんでした。CDを終了させ、編集したディスクイメージをブートさせます。緊張の一瞬。あっけなく、Windows XPのロゴが表示されました。大成功です。ログインし、念のため「chkdsk.exe」でチェックを行ないます。起動ディスクなのでブート時の検査になります。再起動をかけたあと、ブート中にチェックが行なわれ不都合がないことが確認されました。個人的にはパーティションの変更は滅多に行ないませんが、いざと言うときに頼れるツールではないかと思います。

幸い作業ではトラブルに見舞われることはありませんでした。しかし、この種のツールの利用に際しては、不測の事態に備えるため必ずバックアップを取るようにして下さい。

投稿者 bitterbit : November 6, 2008 11:06 PM