秋葉原の老舗PC専門店「九十九電機」が経営破綻し、東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。負債総額は約110億円。
またまた、有名店の経営破綻というショッキングなニュースが飛び込んできました。九十九電機といえば8bitパソコンの時代からの老舗で、その頃のベーマガ(マイコンBASICマガジン)に広告が掲載されていたのを思い出します。当時ナイコン族(パソコンが高価なために買えない人【死語】)だった私は、それを眺めてはいつかパソコンを手にするその日を夢見ていたものでした。
今回のそもそもの原因は、バブル時代の不動産投資、事業拡大の為の借り入れが次第に経営を圧迫し資金不足に陥ったことのようです。状況を打開するため金融機関に融資を要請しましたが、協議は不調に終わったとのこと。即倒産ということではなく、今後はサポート企業を募るなどして営業を続けながら、再建の道を歩んでいくことになります。
昨今の経済状況を考えれば、再生の道は決して容易いものではないでしょう。それでも、アキバの老舗の意地で逆境を乗り越えて欲しいものです。