24ものブルワリーが一堂に会する、クラフトビールの祭典「Nippon Craft Beer Festival 2008」へ足を運びました。
第1回が開催された時ちょうどビールに興味を持ち始めた頃で、勉強のためと参加したのですが、右も左も分からずに手当たり次第に飲みまくったのを思い出します。今回で3回目、ようやく自分の好みが分かってきたこともあり、以前にも増してイベントを楽しめたと思います。
今回一番印象に残ったビールは、ベアードビールの「ざまあみろエール」です。出展ビールリストでは、「スペシャル〜当日のお楽しみ」として記載されていたものです。色は美しい金色、ブロンドです。兎に角、ホップが強烈に効いています。手造りビール工房で、仕込み前のホップの香りを嗅ぎましたが、一瞬それを思い出してしまいました。それでも決して全体のバランスを損なうわけではなく、実に刺激的で病み付きになりそうです。それもそのはず、1番目にソールドアウト。そして、参加者による人気投票でも見事1位を獲得した逸品です。
ちなみに、この穏やかではないネーミングの由来ついては、次のように伺いました。2000年のベアードビール創業時には「個性的過ぎるビールは商売にならない」等々、ビジネスの先行きに疑問を呈する意見が多かったそうです。しかし、自らのビールに自信を持ち、日本にはそれを受け入れる土壌があると信じていたオーナーのベアードさんはビール造りを続け、今年の4月にはめでたく1000回目の仕込みを行なうまでとなりました。ということで、ビジネスに対しあれこれ言っていた人々に「ざまあみろ!!」。今日では多くのファンを得て、ビジネスも軌道に乗っているのはご存知の通りです。少々言葉がキツイ感じもしますが、ベアードさんも外野からのネガティブな声に対して、奮起した面もあるのではないかと思います。ということで、ツンデレ風な感謝の言葉として「ざまあみろ」を解釈すれば良いのではないでしょうか。
ちなみに、イベントの終了は17時でしたが、16時頃にはほぼビールは完売状態でした。たくさんのビールに囲まれ、夢のような時間を過ごすことが出来ました。