July 11, 2008

 Spybot - Search & Destroy 1.6 リリース

スパイウェア対策ユーティリティ「Spybot - Search & Destroy」の最新版Ver1.6が公開されています。

Ver1.4からVer1.5のバージョンアップに2年ほど要しましたが、Ver1.5は去年の9月リリースですので、それに比べればスムーズな更新ではないかと思います。ということで、早速インストールしてみました。なお、作業に先立って各種常駐機能の停止と旧版のアンインストールを行ないました。

主な変更点

  • スキャンの高速化 ― 今後リリース予定のVer2.0のスキャンエンジンを先行導入
  • 最新ブラウザのサポート ― FirefoxとOperaにおけるスキャンと免疫機能
  • 自動決定で容易に ― 一般ユーザにとって難解なシステムの変更時の可否確認について、25万件以上のデータベースを元に決定を自動化

最初の起動時、スキャンの高速化のためテンポラリフォルダを空にするかどうか尋ねられましたので、「Yes」を選択しました。どうも起動時間については若干遅くなったような印象です。それから設定および免疫機能を有効にして、スキャンをスタートしました。これがバージョンアップの目玉と言うだけあり、かなりの高速化が実感できます。最近はスキャン項目も増加の一途を辿っていますので、この機能強化は歓迎すべき点だと思います。ただ気になったのは、ローカライズされていないUI項目が増えた点です。それでも、決して難しい英語が使われているわけではありませんので、単語の意味を一つ一つ確認すればOKだと思われます。

起動時間やローカライズの問題には目をつぶってもいいほど、検査の高速化は魅力的です。これだけでも更新の意味はあるかと思います。ただし、アップデート作業にはバックアップを取るなど、細心の注意を払うようにして下さい。

投稿者 bitterbit : July 11, 2008 10:00 PM