関東地方はもうすぐ梅雨が明けそうな気配。茹だるような暑さのなか、一服の清涼を求めまたまた中目黒タップルームへ向いました。
定番ビールが美味しいのは重々承知していますが、最近は限定ビールにすっかり心を奪われています。まずは「静岡サマーみかんエール」から。夏みかんの酸味、ホップの苦み、夏みかんとホップの華やかな香り、いずれかが突出することなく、深い味わいを作り出しています。ブルーマスターであるブライアンさんの標榜する「バランス + 複雑さ = 個性」をダイレクトに伝えるビールです。そして、本日一番のお気に入りは「レイニーシーズンブラックエール」。兎に角、苦いです(IBU80)。まるでコーヒーを飲んでいるようです。ちなみにIBUは苦味の単位で、キリンのラガーで「25」ぐらいだそうですので、何となく想像していただけるかと思います(とは言っても、百聞は一見に如かず、やはり飲んでみるのが一番)。しかし、ただ苦いだけではありません。それに負けじと、ホップが強力に効かせてあり、柑橘系のいい香りがします。例えがおかしいかもしれませんが、別名「黒いIPA」といったところでしょうか。蒸し暑さを一気に吹き飛ばす、強烈なビールでした。
この強烈さにやられて、帰り道はちょっとヤバかったです。途中下車しながらも、何とか無事帰宅することが出来ました。それにしても「ブラックエール」恐るべし… です。