ジャングル・ビート(ボ・ディドリー・ビート)をこの世に知らしめた、ロックの創始者の一人であるボ・ディドリーが米国時間の2日に亡くなりました。死因は心臓疾患。享年79。
昨年のツアー中に脳卒中を起こして入院しましたが一命を取り留め、後遺症のリハビリを行っていたそうです。きっと、あの長方形ギターを担いでカムバックするのを何よりも望んでいたのではないでしょうか。ロック創世記の重要人物が、また一人ステージから去ってゆくことになり、本当に残念でなりません。思えば、古くはバディ・ホリーの「Not Fade Away」、有名なところではジョージ・マイケルの「Faith」、それからガンズ・アンド・ローゼスの「Mr.Brownstone」などなど、このリズム無くしては誕生し得なかったであろう楽曲は枚挙に暇がありません。チャック・ベリーやエルヴィスに比べると、一般的な知名度については一歩譲るかも知れませんが、音楽面では計り知れない影響を与えたのは間違いありません。
そう言えば、初めて買った数枚の輸入盤の中には、ボ・ディドリーの「Bo Diddley/Go Bo Diddley」が含まれていました。今夜は久々にギターを取り出し、CDに合わせてジャングル・ビートを奏でてみようかと思います。