先程から、細君が実山椒の小枝を一心不乱に取り除いています。
わざわざ丹波から取り寄せたものがようやく届き、早速ちりめん山椒を作るつもりのようです。とりあえず一粒口に入れてみましたが、驚いてしまいました。今まで感じたことのないほどの鮮烈な香りで、口の中で「緑の爆発」が起こっているかのよう。それから舌の先端から中ほどへとあの何とも言えないシビレがじわじわと広がるのでした。さすが、高級なものは一味も二味も違うものだと感心しました。それにしても「山椒は小粒でもぴりりと辛い」とはよく言ったものです。
ということで、明朝は出来立てのちりめん山椒を飯にたっぷりと乗せ、思い切りかっ込んでやろうと思います。それを考えると、今から朝食が楽しみでなりません。