コミック誌「週刊ヤングサンデー」を発行する小学館は、同誌について休刊を検討していることを明らかにしました。
かつては「ザ・ワールド・イズ・マイン」(新井英樹)、「殺し屋1」(山本英夫)などなどアクの強い作品が連載されて人気を集め、最近では「クロサギ」(黒丸)が映画化されたりと、休刊を検討するほど窮地に立たされていたとは思いも寄りませんでした。学生の頃、ちょうど隔週刊から週刊へとシフトしたあたり(1995年11月)からずっと購入しているものとしては、このまま休刊になるとすれば残念なことです。
思い起こせば、毎号楽しみにしていた「度胸星」(山田芳裕)が打ち切りになった時はえらくガッカリしました。物語がようやく大きく動き出そうとした矢先、数々の伏線を残したままいきなりの最終回。一説には編集長交代による方針転換が原因とのこと。大人の事情というものでしょうか。続編の執筆を願うばかりです。
話がちょっとばかりずれましたが、休刊が現実のものとなれば現在の連載は「度胸星」と同じ運命を辿ることになるのでしょうか。この問題は我々読者はもちろん、執筆陣にもあまりに大きな影を落とすことになりかねません。