パソコンにどっぷりハマっていた中学生時代。毎月楽しみにしていた雑誌がありました。アスキー(当時)から出版されていた「LOGiN」です。
1982年に「月刊ASCII」の別冊として創刊され、パソコンゲームをメインにサブカルチャーのエッセンス(音楽、映画、小説など)が詰め込まれた、当時としては他誌と一線を画すものでした。始めて購入したのは1986年6月号、たしかピンク色のバックにバカボンのパパがジャンプしている表紙だったと思います。ここからして、パソコン雑誌らしからぬ雰囲気を持っていたことがお分かりいただけるのではないでしょうか。ちなみに1つ前の4月号は伝説の「ログイン版ドラゴンスレイヤー」のダンプリストが掲載されていました。
それはさておき、ゲームレビューの秀逸さは言うまでもなく、様々なコラムやSFのショートショートなどなど読者を飽きさせないコンテンツが盛りだくさんでした。そういえば、Macintosh IIやNeXTなど海外のハイスペックなコンピューター(ちなみに、当時の所有パソコンはPC-8801mkIIFR)の存在を知ったのもこの雑誌がきっかけでした。個人的には、判型が変わり隔週刊になったあたりからこの本を手にする機会も減ってしまいましたが、途中で出版社を変えながらも今日まで出版されてきました。ところが、残念なことに5月24日発売号をもって休刊になるそうです。
熱心に購読していたのは数年ですが、ベーマガと並んで強く影響を受けた雑誌だったのは間違いありません。今になって、手元に残っていたものをすべて処分してしまったことが悔やまれます。