April 01, 2008

 暫定税率がついに失効

今日から4月。風は強く冷たかったものの、日差しはすっかり春そのものとなっています。

新年度が始まり、我々の生活に関連する大きな変化がありました。ガソリン税の暫定税率がついに失効を迎えました。消費者の立場からすれば、昨今のガソリン代の高騰にはウンザリされられていましたので、1Lあたり25円もガソリンの価格が下がるのは実に喜ばしいことです。ですが、その一方でガソリンスタンドでは、先月までに仕入れた在庫(暫定税率適用分)を抱えていますので、赤字覚悟で25円引きの価格で販売するか、それが無くなるまでは現状維持するのかの判断に迫られています。業者間の競争もますますヒートアップしていますので、判断一つで死活問題につながる深刻な状況です。

思い起こせば今から10年ほど前、ちょうど免許を取った頃ですが、GSで満タン給油すると砂糖や箱ティッシュ、お米などのオマケをたくさん貰える事も珍しくありませんでした。それが気が付けば、1件、また1件と近所のスタンドが姿を消して行き、残ったところもほとんどがセルフ給油スタイルに変わってしまいました。そして今回の暫定税率にまつわる騒動。状況は険しくなる一方です。

なぜこのような状況になることを予見し、回避することが出来なかったのか。一番の責任は誰にあるのでしょう? 兎に角、一刻も早く混乱が収まることを願うばかりです。

投稿者 bitterbit : April 1, 2008 11:57 PM