March 26, 2008

 Firefox 2.0.0.13リリース

Mozilla Foundationにより開発されているwebブラウザ「Firefox 2.0」の最新版、Ver.2.0.0.13がリリースされました。

アップデートの内容

  • セキュリティアップデート
    • MFSA 2008-19:XUL ポップアップ偽装の応用版 (タブを超えたポップアップ)
    • MFSA 2008-18:LiveConnect を通じた、任意のローカルポートへの Java ソケット接続
    • MFSA 2008-17:SSL クライアント認証に関するプライバシー問題
    • MFSA 2008-16:不正な URL を用いた HTTP Referrer の偽装
    • MFSA 2008-15:メモリ破壊の形跡があるクラッシュ (rv:1.8.1.13)
    • MFSA 2008-14:JavaScript の特権昇格と任意のコード実行

特に「MFSA 2008-14」と「MFSA 2008-15」は「最高」レベルの脆弱性に分類されています。Firefoxユーザの方は忘れずにアップデートしたいものです。アップデート作業に当たっては、各種アドオンの互換性情報にも注意し、念には念を入れてユーザプロファイルのバックアップなど、万が一に備えることも必要かと思います。

その一方、次期メジャーアップデート版のFirefox3.0の動向ですが、そろそろbeta5がリリースされます。今後、重大な問題がなければbeta版からRC版へと移行し、一般ユーザの環境でのテストを経て正式版のリリースとなります。こちらも着実に開発が続けられているようです。

投稿者 bitterbit : March 26, 2008 08:21 PM