ラオホとは燻製ビールのことで、ドイツ南部バンベルグで作られているスタイルです。
ビールを燻製にすると聞いて「???」な感じになってしまいますが、液体を燻すわけではなく、麦芽を燻製してスモーク香を付けます。何故わざわざそんなことをするのかですが、遥か昔にビールを造っていた修道院が火事になり、焼け出された麦を捨てるのはもったいないというのでそのままビールにしたところ、何ともスモーキーなビールが出来たという言い伝えが残っているそうです。日本では富士桜高原麦酒や多摩ビールで製造されていますが、個性の強い独特の味わいのために、私の周りではすっかりハマってしまう人と、全く馴染めずアウトになってしまう人にはっきり分かれる傾向があるようです。
かく言う私は「ハマった」方なのですが、本場ドイツのものはまだ飲んだことがありません。ですので、どのような味わいと香りがするのかがとても楽しみです。