ここ最近スーパーの野菜売場を見ると、キャベツやレタスなどの価格が軒並み値上がりしており、200円以上になっていることも珍しくありません。
ちょっと前であれば、大玉のキャベツでも200円しないで買えたものですが、値上げばかりで本当に困ります。そこで原因を探るべくニュースや新聞をチェックしていますが、キャベツやレタスなど国産野菜が不作という報道は今のところ見当たりません。
どうやら、原因はそこではないようで、関連すると思われる興味深い記事を見つけました。中国製の毒餃子事件が発生して以来、中国産野菜の輸入量が激減しているとのこと。前年比で39.7%減となっており、検疫の強化や中国産食材の敬遠が原因として挙げられています。品目別では、キャベツ66.7%減、里芋65.7%減と、この2品に影響が顕著に現れています。スーパーの店頭で見かけるキャベツは国産品がもっぱらですが、外食や加工食品で中国産を使用していたものが国産に切り替えられ、需要が逼迫していると推測できます。
これが事実であれば、毒餃子事件がもたらした影響の深刻さに、改めて考えされられます。兎に角、一刻も早い安定供給の回復を願うばかりです。