Intelがモバイルデバイス向けCPUの新ブランド「Atom」を発表したことを受け、WILLCOMは「Intel Centrino Atom(コードネーム:Menlow)」採用のモバイルコミュニケーションマシンを開発中であると正式に発表しました。
これは「2008 International CES」において、Intelブースに参考出品されていた筆箱型のモックアップのことで、プレスリリースにより明らかになった点は以下の通りです。
当然「次世代PHS」の対応を視野に入れた端末となっており、4月下旬に発表会を行い、6月の提供開始を目指すとのこと。
製品の位置付けとしては、W-ZERO3シリーズとPCの間を埋めるものというよりも、サブノートPCに取って代わることを狙っているのかもしれません。それは、Windows MobileではなくWindows Vistaを採用したところからもうかがえます。今回「x68」ベースの新たなモバイルCPUが登場したことにより、デスクトップ用OSそのものを搭載することが可能(Vistaがどれ程快適に使えるかは興味深いところですが)となり、商品ラインナップを拡大することが可能になったものと思われます。個人的には、まず通話を第一に考えたいので、興味深いデバイスであるのは間違いありませんが、購入候補にはなりえないものと思います。ただ、価格如何によっては「ポチっとな」してしまいそうな気もしています。
6月まではまだ時間がありますが、どのような製品に仕上がるのか一日も早く現物にお目に掛かりたいところです。