「AKIRA」は大友克洋のSFコミックとして有名ですが、このたびハリウッドで実写映画化されることになったそうです。
前々から実写化の噂は囁かれていましたが、ワーナー・ブラザースが映画化権を獲得したものの、製作に入らず手放したりと紆余曲折があったようです。その後、ハリウッドの製作会社によって権利の争奪戦が行われ、再びワーナーが勝利することとなりました。ワーナーも今度こそとばかりに、新鋭のルアリ・ロビンソンを監督に抜擢し、前後編の2部作で製作を行う模様です。内容としては「ニュー・マンハッタン」を舞台に『ブレード・ランナー』と『シティ・オブ・ゴッド』を掛け合わせたような作品になるとのこと。
個人的には「ニュー・マンハッタン」というところが引っかかります。アメリカが舞台となると、空母とのバトルやジョージ山田中尉率いる特殊部隊は登場するのか? 絡んでくるのはロシア軍か人民解放軍あるいは自衛隊になるかもしれません。そんな細かい内容はさておき、そもそもアメリカの話にしてしまうハリウッドアレンジで一体どうなってしまうのか。兎に角、生暖かい目で見守りたいと思います。
前編は2009年夏の公開予定しています。それにしても、完成が楽しみのような、そうでないような複雑な感覚にとらわれます。