注文していたHowlin' WolfのCDが到着しました。
全体の雰囲気としては前作「THE HOWLIN' WOLF ALBUM」を踏襲した感じで、ロック〜ソウル寄りの楽曲で占められています。ですので、好き嫌いがはっきりと分かれる作品と言えそうです。ライナーノーツでも指摘されているところですが、前作に比べればそれなりにブルースというか、Wolfっぽさが残っているように思います。特に#4、アルバムのタイトルナンバーはブルースに乗せて淡々とメッセージ(お説教?)が語られます。時折、トレードマークの狼の唸りが歌い込まれ、実に渋い仕上がりとなっています。ですが、アルバム全体を通して16ビート、ホーン入りなど、それまでの多くの楽曲と比べれば、明らかに違う方向性ですので、異色作とされてしまうのも無理はないのかもしれません。
Wolfが伝えたかったメッセージ(あるいは、そんなものはなかった?)は何だったのか? その答えを探るべく、このアルバムを繰り返し聞いてみようかと思います。