Alexander Clauss氏が開発するwebブラウザ「iCab」の新バージョンがリリースされました。
MacOSXには「Ver.4.0」、Mac OS 8.5〜9.2.2には「Ver.3.0.5」がそれぞれ用意されています。前者は独自のレンダリングエンジンに代わってwebkitを採用したリニューアル版です。一方、後者は引き続き独自エンジンを採用し、バグフィックスと若干の機能追加(ルビのサポートなど)が行われています。少し前にMacOS9環境のwebブラウズについてエントリを書きましたが、その際「iCab」のことをすっかり忘れていました。ファンの方、どうもすみません。
ということで、早速「Ver.3.0.5」をダウンロードしてみました。起動するとシェアウェアのライセンス購入を促すダイアログが表示されます。これは以前にはなかったものです。肝心のレンダリングはMozillaに比べると若干もたついた感じですが、スタイルシートのサポートはむしろこちらの方が上です。Mozillaでコラムがずれるようなレイアウトも、きちんと表示出来ています。
もはや開発が続いているブラウザは「iCab」だけとなってしまいました。個人的にはレンダリングスピードを重視したいのでMozilla派ですが、いずれ全ての面でMozillaを越えるブラウザになることを期待しつつ、その日が来るのを楽しみに待ちたいと思います。