ジェット・リー主演、フィリップ・G・アトウェル監督作品『ローグ アサシン』を見て来ました。
ストーリーはヤクザとチャイニーズ・マフィアの抗争に乗じて、両陣営を手玉に取るように殺し屋のローグ(ジェット)が壮絶な戦い繰り広げると言うものです。ヤクザが登場するということで、ハリウッドのステレオタイプ(いわゆる頓珍漢な)な日本の描写がこれでもかと登場します。折角のシリアスシーンも「All your base are belong to us」的な雰囲気に包まれてしまうことがありました。それはそれで、日本語のネイティブだけに許された作品の楽しみ方のひとつといっても過言ではありません。ただし、ジェット・リー主演作品を観る時には、何は無くともアクションに期待してしまいますが、今回はその点では少々物足りなさを感じました。ジェット・リーならではのアクションを期待している人には辛いかもしれません。
それでも、純粋にアクション映画として考えれば、ストーリーにヒネリもありますし、意外と楽しめるのではないかと思います。