October 04, 2007

 「アップ吐水、ダウン吐水」お宅はどちら?

我が家の台所の蛇口は、シングルレバータイプの混合水栓になっています。

左右に回すと温度調整。上下で出したり、止めたりのコントロールを行うのですが、この上下の操作で時々失敗することがあります。というのも、自宅ではレバーを上げると水が出るのですが、オフィスの給湯室はこれと逆のパターンの蛇口が使われているため、いちいち逆の結果になってしまい、慌てる羽目に。すでに「アップ吐水」の操作が身に付ついていますので、予想外の結果に幾度となく驚いてしまうことがありました。

このような混乱を避けるため、2000年からJIS規格でレバーの操作について規定されることになったそうです。現在の標準は「アップ吐水」。レバーを上げると水が出て、下げると止まります。これは、地震などで上から物が落ちてきた場合、不用意に水が出ないようにという意味があります。ということで、オフィスの蛇口は規格制定前に製造されたものということになります。

2つのタイプが存在する理由については納得がいきましたが、身についた感覚は簡単には切り替えるのは困難です。残念ながら、これからも自宅とオフィスの蛇口には慌てさせられることになりそうです。

投稿者 bitterbit : October 4, 2007 11:36 PM