お気に入り名(迷)カバー曲
秋の夜長は音楽を聞いてマッタリと過すのも、なかなか乙なものです。ということで、ちょっとした音楽ネタをお送りします。
カバー曲とその原曲を聞き比べると、カバーした側のセンスが自らのオリジナル曲以上に現れることがあるように思います。一口にカバーと言っても、原曲に忠実でオリジナルに対してリスペクトを感じさせるもの、バラバラに分解され全く新しい解釈がなされたものなど様々です。数多のカバー曲から、個人的に気に入っているものを紹介したいと思います。
- 「TILL DAWN」The Yellow Monkey (オリジナル:T.Rex)
アタマのカウント「ワン・アンド・トゥ・アンド・青江三奈!!」からして非凡です。歌詞はオリジナルの日本語版。マーク・ボランのぶっ飛んだ世界を日本語で巧みに表現していると思います。
- 「Welcome To The Jungle」Freedom Dub(オリジナル:Guns N' Roses)
「Bossa N Roses」というガンズの曲をボサノバでカバーする企画アルバムからの一曲。リズムが途中からジャングルになります。やっていることが、ベタです。でもそんなところがお気に入りです。
- 「Whole Lotta Love」Golgbug(オリジナル:Led Zeppelin)
Acid Jazzレーベルの謎のグループGolgbugがロックの名曲をダンスチューンに。イギリスではチャートのかなり上位まで行った模様、日本ではJ-WAVEでヘヴィーローテされていたように記憶しています。
- 「Work Song」Paul Butterfield Blues Band(オリジナル:Nat Adderley)
ジャズのスタンダードを熱いインタープレーで聞かせます。個人的にはオリジナルよりこちらが気に入っています。
- 「Stand By Me」Marc Bolan & T.Rex(オリジナル:Ben E King)
T.Rexの未発表曲集からの1曲。マーク・ボランも実はカバーしていたR&Bの名曲です。オリジナルは言うまでもなく、ジョン・レノンのカバーも有名です。ここでは、T.Rexの妖しげな雰囲気は影をひそめ、シンプルなアレンジでさわやかさすら感じさせる演奏になっています。
この5曲以外にもまだまだネタはつきませんが、今日はここまでにしたいと思います。また機会があれば、続きをご紹介するつもりです。
投稿者 bitterbit : October 3, 2007 11:28 PM