これまでMacOS9環境については、音楽フォーマット「AAC」はエンコードはおろか、再生すら出来ないものと思っていました。
それが誤解だとわかったのは、iTunes以外にどのようなAACのエンコーダがあるのか調べていたところ、偶然にMacOS9でAACを取り扱うため解説を見つけたためです。再生とエンコードには「Quicktime 6.0.3」(ProバージョンではなくてもOK)が必要になります。再生の手順は、聞きたいファイルをMacへコピーし、クリエイターを「TVOD」、タイプを「mpg4」それぞれ変更します。そして、ファイルをダブルクリック。すると、音楽が聞こえて来るはずです。あまりにも簡単に再生が出来てしまったので、少々拍子抜けしてしまいました。
一方、エンコードについては、「SoundApp 2.7.3」というサウンドファイル用ユーティリティを使用します。まず、AACに変換したいファイルを「file」→「Import To QuickTime」で選択し、保存します。そのファイルを「file」→「Export From QuickTime」から再び開きます。「書き出し」メニューから、「ムービー から MPEG-4」の項目を選択して保存します。これで、AACファイルへのエンコードが可能になります。多量のファイルを処理するのには向きませんが、これでAACファイルを作成することが出来ます。
よく考えてみると、AACについての誤解はiTunes2.0がAACをサポートしていないので、その記憶とごっちゃになっていたのかもしれません。今となっては、あまり役に立つTipsではないかもしれませんが、メモとして残しておきたいと思います。