Windows用のフリーのデフラグツール3種類についてのメモです。
「Contig」はファイル単位でのデフラグツールで、ディレクトリの最適化やドライブ内での配置調整のような機能はありません。その一方でCPU負荷も低く、作業も比較的高速なのがメリットです。コマンドラインツールなので、ワイルドカードを利用して実行ファイルやDLLのみなど、作業対象を限定することも出来ます。日々のちょっとしたメンテナンスにもってこいです。
「PageDefrag」はページファイル(仮想記憶)とレジストリのデフラグを行います。通常、OSび稼動中はこれらびファイルに対して作業を行うことは出来ませんが、このツールでは起動の途中に作業を行うようになっています。システムの重要なファイル(読み書きが頻繁に行われる)を最適化するので、効果が期待出来そうです。
「JkDefrag」はGPLで開発されているツールで、フリーウェアと侮れないほど多機能です。ディレクトリはもちろん、MFT、ファイル配置などについての最適化が可能になります。処理項目を増やすとそれなりにリソースを消費しますが、デフォルト設定ではそこそこのスピードで実行できます。PCの定期検診の際に利用するといいかもしれません。
いずれのツールもファイルの破損や消失などを防止するように設計されているかと思います。それでも、利用時は不測の事態に備えるためにバックアップを予め取っておくことをお勧めします。
投稿者 bitterbit : August 8, 2007 11:46 PM