June 29, 2007

 PSE問題、法令改正で解決へ

電気用品安全法により、2006年4月からPSEマークのない電気製品の販売が原則禁止となり、中古製品の流通が違法になるなど様々な問題が浮かび上がりました。

中古(電気 or 電子)楽器を愛用する音楽家から規制緩和を求める声が上がったのをはじめとして、一般ユーザや各業界から批判が相次ぎました。そこで、管轄の経済産業省は「ビンテージ楽器リスト」なるものを作成し、リストにある製品に関しては流通を認めるなど、付け焼刃的な措置を打ち出してみたものの、結局は法令の施行寸前に、当分の間PSE表示のない商品も認める方針を打ち出したのでした。

このようなドタバタを引き起こしたPSE問題が、法令の改正でようやく解決する運びになりました。産業構造審議会の小委員会で「実態調査によって、PSEマークのない製品についても安全性は同等だと確認した」として、正式に販売を認めることになりました。これを受けて、秋の臨時国会で法令の改正が行われるとのことです。

解決は喜ばしいことですが、ドタバタに翻弄され廃業に追い込まれたリサイクルショップ、オーディオショップなどの無念を思うと、なんともやり切れないものがあります。

投稿者 bitterbit : June 29, 2007 09:53 PM