June 03, 2007

 ザウルス MI-L1

日本製PDAで一時代を築いたといえば、シャープのザウルスが思い出されます。

現在のlinuxベースの製品が登場する前は、自社開発のZaurusOSを搭載していました。その「MIシリーズ」ハイエンド端末、「MI-E1」の一部機能を省略しビジネス用として発売されたのが「MI-L1」です。この端末のジャンクが、秋葉原で売られているという情報を得ましたので、さっそく入手してきました。

ジャンクということで、お世辞にも状態は決していいとは言えません。左上の角が欠けていたり、液晶には細かい傷が数多くあります。それ以前に、動作も保証されたものでありません。そこを我慢すれば、バッテリーが生きている(少なくとも入手した固体については)、64MBのSDカードが刺さっている、謎のバーコードリーダーが付属、とちょっとしたメリットがありました。

まずは動作チェックです。いきなり電源が入りません。ここは慌てず騒がず、手持ちのザウルスigeti用ACアダプタを接続してみることにします。すると、「ピピーッ」という起動音と共に時刻設定のダイアログが表示されました。時刻を設定するとおなじみのアイコンとご対面です。この機種は廉価版ということで、液晶のバックライトがありません。したがって視認性に関しては今ひとつです。

個人的にアーカイブしていたMOREソフトをSDカード経由でインストールし、一通りのチェックをしてみましたが、動作に関しては問題無いようでした。また、バッテリーは完全にお亡くなりになっているわけではなく、少なくとも30分は持つようです。これに関しては、期待していなかったので運がよかったと思います。

W-ZERO3といい、このザウルスといい、最近はPDAがちょっとしたマイブーム(死語)となっています。MOREソフトの入手も困難になってしまいましたが、もう少しこれで遊んでみたいと思います。


投稿者 bitterbit : June 3, 2007 11:41 PM