昨日は動作チェックで終わってしまいましたが、今日は失敗の原因追及を行いました。
まずは、どのようなやり取りが行われているかを調べるためにクレードルをPCに接続しました。PC上でシリアルポートのモニタープログラムを実行し詳細を見ることにします。その結果、ザウルス「igeti」からは次のようなATコマンドが送信されているのが分かりました。
AT→AT&F→ATI1→ATI2→ATI3→ATI4
始めの「AT」に対してタイミングよくモニタプログラムの送信機能を使って「OK」を返さないと、数回リトライしてエラーになってしまいます。上手く「OK」で応答すると次の「AT&F」が送信されてきます。同じ方法で何とか「ATI」が連続するところまでは調べられたのですが、この一連のやりとりで通信先が対応した機器かどうか確認してるとみられ、これ以上はエラーが発生し進むことが出来ませんでした。
物理的な接続はうまくいっているにも関わらず、ATコマンドを用いた機器チェックのところでエラーになっているようです。ルーター側で「ATI」コマンドの応答を偽装することはファームウェアを改造でもしない限り不可能です。一方「igeti」側でモデムの初期化をスキップする方法もありませんので、非常に残念ではありますが、これ以上打つ手なしということになります。
こうして、この企みは挫折することになってしまいました。とはいっても、まだ諦めきれないところもありますので、調査は続けていきたいと思います。
投稿者 bitterbit : May 14, 2007 11:23 PM