March 30, 2007

 Windowsに修正パッチなしの深刻な脆弱性(3/30)

Windowsでアニメーション・カーソルを処理する際の脆弱性が発見され、これを悪用した攻撃方法がすでに存在しているとのことです。

現在(3/30 20時)、修正パッチは存在していません。この脆弱性を利用するには、攻撃対象のPCに悪意のプログラムを送り込む必要があります。そのルートとしては、細工をしたwebページをwebブラウザで読み込ませる、あるいはメールで送りつける方法が考えられます。

脆弱性のあるOS

  • Microsoft Windows 2000 Service Pack 4
  • Microsoft Windows XP Service Pack 2
  • Microsoft Windows XP 64-Bit Edition Version 2003 (Itanium)
  • Microsoft Windows XP Professional x64 Edition
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 for Itanium-based Systems
  • Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1
  • Microsoft Windows Server 2003 with SP1 for Itanium-based Systems
  • Microsoft Windows Server 2003 x64 Edition
  • Microsoft Windows Vista

今のところパッチがありませんので、攻撃に対して防衛策を取るしかありません。まず、web経由の攻撃ですが、VistaとIE7の組み合わせですと保護システムが働くそうです。それ以外の環境に関しては、怪しげなサイトにアクセスしない、あるいはFireFox2.0を利用する手があります。さらに、メール経由に関しては、身に覚えのない差出人のメールは開かない、メールのプレビュー表示はしないなどの対策が考えられます。いずれにしてもパッチがリリースされるまでは、いつもより慎重な操作が要求されます。

MSはすでにこの件について調査を開始しています。それが完了次第、臨時アップデート、あるいは月例アップデートにて修正パッチがリリースされるとのことです。

投稿者 bitterbit : March 30, 2007 08:07 PM