米マイクロソフトは待機状態にあるPCの消費電力について、レポートを発表しました。
それによると、待機状態のPCであっても白熱灯1個を付けたままにするのと同じ電力を浪費しているとのことです。ちなみに100Wの電球を1年間付けておくコストは80ドル以上になり、同様のエネルギーを作り出すためには約612kgのCO2が排出されるそうです。レポートの中では、無駄を無くすためにはスクリーンセーバーではなく、スリープ機能を活用するように提案しています。
そもそも、スクリーンセーバーはCRTの焼きつきを防止するための機能であり、最近は液晶ディスプレイがCRTに取って代わるようになっており、原理的には焼きつきが起こらない液晶パネルには無用であるのは確かです。また、その効果たるや、200席規模の企業においてCO2の排出を年間45tも削減できるとのことです。
Windowsの標準機能としてスクリーンセーバーを搭載しているにも関わらず、MSがその使用を止めるよう訴えるのは奇妙な感じもしますが、この提案には賛同しようと思います。