気象庁が発表した桜の開花予想について、計算プログラムの一部に不都合があったとのことで、東京、静岡、高松、松山の各地点の予想が訂正されました。
以下がそれについてのリリースの一部なのですが、内容に少々引っかかる点があります。
さくらの開花予想の計算に用いるプログラムに一部不具合があったため、7日に発表した第1回さくらの開花予想を下記のとおり訂正します。
これらの4地点では、用いた気温データに一部誤りがあり、予想日が正しく計算できませんでした。
その他の地点については、計算に誤りのないことを再確認致しました。
利用者の皆さまには、誤った情報により大変ご迷惑をおかけ致したことを深くおわび申し上げます。
今後は作業体制を見直し、再発防止に努めてまいります。
というのも、原因は「プログラムに一部不具合があったため」と説明していますが、そもそも問題の4地点については「用いた気温データに一部誤りがあり」と述べていて、その地点以外には計算の誤りがないとしています。ということは、予想のロジックに瑕疵はなく、デタラメな数値による処理がこのような結果を生んだと理解できます。したがって、釈明としては4地点に関してのデータ入力ミスとすべきではないかということです。
文書のタイトルも「さくらの開花予想用のプログラムの一部不具合について」となっていて、あたかもプログラムのバグを匂わす感じですが、不都合云々というよりも「原因はデータ入力時のミス」とした方が潔いのではないでしょうか。一方で、あり得ないデータが入力された場合にそれらを警告する仕組みがないのを不都合と言えないわけではありませんが、少なくとも他の地点の数値はきちんとしていたわけですから、作業におけるケアレスミスとするのが自然なように思えます。
どうも桜を待ちわびる心情がそうさせるのか、少々細かいツッコミを入れてしまいました。兎に角、一日も早い桜の開花を願うばかりです。
投稿者 bitterbit : March 15, 2007 07:56 PM